いつでもお客様目線

販促のチェックポイントは、お客様目線で考えられているかです。値引きさえしていればいいだろうと言う発想はNGです。
値引きは確かに買いたい気持ちの背中を押す最高のオファーですが、それだけで今のお客様は動きません。

チラシで目立とう

「チラシは撒いても客は来ない」「チラシは効果が薄い」というのが定説になりつつあります。
「チラシをしても反響がない」というのが主な理由ようですが、もしそうなら、チラシの存在が否定するのではなく、チラシの中味を疑うべきです。

メールでDMしよう

お客様との信頼関係づくりに情報提供は欠かせません。何らかの情報を提供して、情報に価値があるからこそお客様は信頼をしてくださいます。
チラシも情報提供の一つですが、DMは個人に向けてカスタマイズできる点でさらに重要な情報提供ツールです。

チラシの基本構造

チラシの主目的は「売りにつなげる」ことです。そのために必要な構造を見てみましょう。
1:目立て!
「なんやこれ!」「カッコいいやん!」とお客様の視線を奪うことが大切です。
 ターゲットや取扱い商品にもよりますが奥ゆかしさは不要です。目立ちましょう。
 キービジュアル(主役の画像)とキャッチコピー(引き込む文章)は、アイキャッチ(視線を奪うもの)として、とても重要な役割を果たします。
 お客様視線で、どうすれば目立つかを考え、インパクトのある画像・コピーを考えます。
とにかく「目を惹く」事にこだわりましょう。

プレゼンテーション

広告広報ではプレゼン機会がたくさんあります。一番、よくあるプレゼン機会は交流会や新しいお客様に対して行う会社紹介です。このコンパクトに自社を案内するプレゼンをカンパニープレゼンと呼びます。会社の歴史沿革、業績、設備などを5分~10分程度で紹介するプレゼンですが、このカンパニープレゼンを考えてみましょう。

繰り返しの効果

普通の感覚だと一度、発信した情報は「使ってしまった古いネタ」だと考えがちです。しかし、ターゲットとするお客様にその伝えようとした情報は意図通りちゃんと、伝わっているのでしょうか?
テレビコマーシャルは商品名やキャンペーンを覚えてもらえるまで何度も同じコマーシャルが流れます。
この繰り返しの感覚が広告や広報では必要です。

購買行動につなげる

広告や広報の最終目的は、自社商品やサービスを買ってもらうことです。しかしあるタイミングで「買ってください」というメッセージを強調した瞬間、もっと言うとお客様がメッセージの中に商品やサービスの情報提供ではなく、商売のニオイを強く感じ取った時、まだ買う気が十分でないお客様は売りつけられる事を嫌い、商品やサービスへの興味を失います。
この「まだ買う気のないお客様たち」に『買う気』になってもらうには新たな『刺激』が必要です。

問い合わせ対応

一般的な広報で大切な役割の一つに、お客様の「問い合わせ」を引き出す事があります。お客様から引き出した「問い合わせ」に的確な回答をすれば、購入やよいイメージづくりにつながります。
この問い合わせ対応には「回答の内容」も大切ですが、回答の仕方にも気を配ってください。

感動する話

人の心を動かす感動ストーリーは長く記憶に残ります。もし、社内に感動ストーリーがあれば広報活動でスポットライトを当てて紹介して下さい。
  
■心が温まる話
思わず涙がほろりとこぼれそうな人情話です。
主人公は従業員でも経営者でも構いません。例えば、人に役に立って喜んでもらえた動物との触れ合いなどで心が温まったというような話です。

共感を得る

広告・広報の重要な要素に「共感」があります。共感とは発信したメッセージがお客様に「なるほどそうだな」と感じてもらうことです。言い換えるとお客様にメッセージが「正しく届くこと」だとも言えます。

お客様と価値観が同じだと伝えたい商品・サービスの価値が納得してもらいやすく、大幅な値引きや、過剰なサービスは不要になります。

興味を引くのはタイトルだ

広告でも広報でも、発信される情報にまず目を止めて貰わなければなりません。そのために文章の見出しが重要です。広報ではこの見出しは文章タイトルとなり、広告ではキャッチコピーに当たります。

この見出しが魅力的で、「おもしろそう」「役に立ちそう」と興味を持ってもらえると、本文に読み進んでもらえるのです。

お客様に聞くべきこと

広報をやり始めるとお客様から反響が頂けます。普段はあまり接触できない「生のユーザーボイス」が自然に集まります。
この時に神経を研ぎ澄まして、たくさんの情報をお客様から頂くようにしましょう。

お客様の動線に広告を置く

~ 攻めるツボを抑える ~広告はきるだけ「目につくよう」に考えなければなりません。そのために広告は「お客様の動線」上に置くようにしましょう。「お客様の動線」とはお客様が動く・流れる方向のことを言います。

チラシとホームページ

~ 攻めと守り ~
チラシは攻める道具です。お客様に「商品やサービス」に気付いてもらい反応してもらうことが目的です。ホームページはじっくりと見てもらって買う・買わないを決めてもらう情報提供を行う守りの道具です。

ホームページの情報が良ければ、ネットで商品・サービスは売れます。私は広告とホームページはペアだと思います。

SNSは広報ツール

~ うまく伝える方法 ~
ツィッターやフェイスブックなどのSNSは私たちが仲間内の連絡などで、良く使う便利な情報ツールになりました。その人気に眼を付けた企業が広告を出したり、うまく書き込みをして自社のアピールにSNSを使っています。

WEBサイトの位置づけ

~ しっかりしたコンテンツを整える ~
広報・広告媒体の中で自社のWEBサイトは「本社広報部」と考えればよいと思います。営業マンが間違った案内をしてしまったとしても、ブログやSNSでどのような記事が流れようとも一番正しい情報を流し続けるのが会社の公式ホームページ(WEBサイト)です。
サイトへの来訪者が情報を確認できるようにWEBサイトの中に「広報・広報部」に当たる情報コーナーを用意します。

広告媒体ってどう使う?

~ 望むお客様に伝わるのか ~
プレスリリースと同様、広告を出す場合も「その媒体の読者が誰なのか」を確かめておく必要があります。広告を載せたいと思う媒体の発行元に媒体資料を請求して読者の年齢層や性別、居住エリアなどから自分たちが考えるお客様の層と一致しているかを見ておきます。

自社内で判断がつかない場合は、広告代理店にお願いして販売している商品・サービスにふさわしい媒体を提案してもらうのもよいでしょう。

媒体の王様はマスコミ「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」です。確かにテレビやラジオを視聴する時間が減り、街中で新聞・雑誌を読む人が減って、影響力は下がりましたが、今でも強力な媒体であることに違いありません。

プレスリリースの作り方

~ フォームは自ら決める ~
プレスリリースに決まったルールはありません。媒体各社の担当者に読んでもらいやすく、記事を起こしやすい書式(フォーマット)になっていれば良いのです。
媒体各社には常にたくさんプレスリリースが送られてきます。その中から読者が興味を持つだろうなと思われるものや有益なものが記事になっていきます。
つまりプレスリリースはそうした視点で書く必要があります。では、プレスリリースで一般的によく書かれている項目を見てみましょう。

広報って何?

~ 広報力を高めていこう ~
 広告は雑誌・テレビ・新聞など媒体の広告枠を買ってメディアに掲載してもらうことを言い、一般的に『純広告』と呼びます。
これに対して広報は世間(全ての人)に向けて情報発信(プレスリリース)を行ます。この発信された情報を媒体(メディア)が独自に取り上げ、記事となって掲載されたものを『パブリシティ』と呼びます。
広告がお金を払って掲載してもらうのに対して、広報によるパブリシティはメディアが自主的に取材し掲載するので費用は掛かりません。
さらに、パブリシティはメディアが『情報価値』を認めた内容ですから読む人には広告より信頼できる情報となります。この高い信頼性を得るために『ペイドパブ』と呼ばれる『見掛け上記事の体裁をとる』広告もあるくらいです。
ではどうすれば、小さな会社が発信する情報をメディアが取り上げてくれるのかを考えてみましょう。

広告の相乗効果

~ 複数のメディアで情報発信 ~
 仮に、インターネットで「Tシャツ100円セール」というバナー広告を見つけたと考えてみてください。
ん!安すぎないか?とあなたは疑います。バナーをクリックしてサイトを見に行ってみるものの、サイト情報だけでは疑いは晴れません。
 ところが「Tシャツ100円セール」の新聞折り込みチラシも入っていました。
さらにテレビCMで同じ広告をやっています。こうなるとこのセール情報は人の頭の中に印象深く刷り込まれ、疑う気持ちは晴れて行動につながります。これが広告の効果です。